2ヶ月前に起きた蜂との不思議な出来事のお話。
今年の春頃からマンションのベランダでガーデニングをしたいと急に思いたち、ふと、「いちごも欲しいな~」と、ネットで苺の苗の通販サイトを見ていました。
今、住んでいる場所は7階、場所もマンションやビルばかりで、まわりに自然も緑も乏しい環境・・・
「本当は、蜂が来てくれて、苺の花を受粉してくれたら嬉しいけど・・・ここは来る事は無いだろうな~」そう思った瞬間、ネットを眺めていた前の窓ガラスを「コン!コン!ココン!」と猛烈に誰かがノックするような音!
びっくりして、思わず見ると、なんと蜂が窓ガラスに身体を何度もぶつけているのです。
「え~っ!!蜂~??」😳🐝
蜂は来ないだろうなぁ~と思った瞬間に起こった出来事に、もうびっくり。
蜂の種は、エゾオオマルハナバチ、北海道の在来種である貴重な蜂。
ちょうど、養蜂講座で教わったこともあり、すぐに分かりました。
ミツバチよりも2、3倍大きくて、まるまるっとした身体。
そのエゾオオマルハナバチが、窓ガラスに何度も何度も体当たりして、自分の存在を知らせるが如く「来るよ!来るよ!」と言っているようで、「わかったよ!」と、思わず、ネットの苺の苗の通販のボタンをクリック・笑
すると、それを見届けた如く、その後は「ぶ~ん」と飛んで行きました。
それから、数日、購入したいちごの苗を見ながら、「あのときに窓ガラスを叩いた蜂さんは、来ているのかなぁ~姿はあれから見ていないけど・・・」と思う日々。
そんなある日のこと。ベランダには種から育てていたプチトマトの苗(数個)があり、苗がまだ小さかったので風で倒れないようにプランターの中にまとめて置いていました。
この日は猛暑で、夕方にはプランターの中のプチトマトの苗の土もカラカラ状態だったので、お水をあげようとプランターからひとつ、ひとつ苗を取り出すと・・・なんと、プランターの底に、エゾハナマルバチさんがうずくまっている😱!!!
あの窓ガラスも叩いていた蜂さんだとすぐに思いました🐝
え~っ!どうして、こんなところに?
まだ花もつけていないプチトマトの苗に、この暑さの中、どうして!!
プランターの中で飛ぶ気配もなく、ヨロヨロしている・・・少し様子をみましたが、手足の動きも鈍い😰
なんとか助けたくて、苺の苗のあるプランターに蜂さんをそっと置くと、口から蜜を吸う為の管を出したのを発見!
急いで、家にあった「ハチミツ」を少し水で溶いたものを、口から出ている管の先に垂らしてあげたところ、
「ゴクゴク」と吸い始めました。
すると、倒れるように横になっていた身体を起こし、
数分後には羽をブルブルブル~!!と振るわせ、元気よくベランダから夕陽に向かって飛び立って行きました🐝✨
良かった~!!思わず、安堵。
それにしても、本当にどうして、あんなところに・・・
でも、このことがあって、蜂さんが、やはり来ている事を知る事に。
毎日、私がプチトマトの苗に水をあげていることを知っていて、命がけでこの暑さの中、蜜源でもないプチトマトの苗の場所にいてくれたとのではと本当に切なくなる思いでした。
それから2ヶ月経った今も・・・毎日来ているんです❣️
我が家のベランダも種から育てた花が咲き出し、その中でもボリジという花が大のお気に入りの様子です😊💞
今では、なぜか私がベランダにいると、どこからともなく「ぶ~ん」と飛んで来て、そばにいても平気で花々の蜜を集めています✨
名前も「マルハナちゃん」と呼んで、いつも話しかけています。
今日も朝早くから飛んで来てくれました🐝
今では、毎日、家族のように元気な姿をみるのが楽しみなのですが、エゾオオハナマルバチの巣の寿命は、約2ヶ月とのこと・・・
そろそろお別れの時期かもしれません・・・
そう思うと、とっても寂しい・・・💧
マルハナちゃん、明日も来てくれるかな。
マルハナちゃんのおかげで、苺の苗には今も大きな赤い実がなっています🍓